今回は、このような質問に対して、記載いたします。
具体的には「転職前にしっかりと目を向けておくべき転職のデメリット・短所」についてお伝えいたします。
本記事の内容
- 転職をすれば全てが上手くいく?
- 転職前には気付かない転職のデメリット
- 転職のデメリットへの対策方法
目次
【転職前に要注意】転職のデメリット・短所にも目を向けよう
一度、転職のことを考え始めると、今いる会社の嫌なところばかり見えてきて、いち早く会社を辞めたいという気持ちだけになるという方も多いのではないでしょうか?
一度、切れた気持ちを元に戻すのは容易なことではありませんね。
転職することだけに完全に気持ちが向いている状態は決して悪くはないですが、そんな時こそ、一度冷静になり、注意すべき転職のデメリット・短所を確認しておくことが大切です。
今回は、転職前にしっかりと目を向けておくべき転職のデメリット・短所について、お伝えいたします。
転職をすれば全てが上手くいく?
人は誰でも嫌な環境にいる時に何か新しい環境を見つけることが出来ると、新しい環境に行けさえすれば全てが上手くいくと思い込んでしまう傾向があります。
良く言えば、「新しい環境への希望に満ちている状態」であり、悪く言えば、「現実逃避している状態」です。
転職においても同じであり、不安は持ちつつも、転職さえすればすべてが上手く行くと思ってしまう時がありますが、転職にはデメリット、短所となりえる点がいくつもあるということを忘れてはいけません。
「現実逃避の転職」ではなく、「しっかりと地に足をつけた転職」をしていくため、転職前に冷静になり、転職のデメリット、短所となりえる注意点をみておきましょう。
転職前には気付かない転職のデメリット
「現実逃避している状態」では、なかなか気づかない転職のデメリット、短所となりえる注意点の具体例を10個みてみます。
- 今の職場より人間関係が上手く行かない
- 残業、ボーナス、福利厚生が減少し、年収が下がる
- 思うように休暇をとれない
- 業務で使用するシステム、ソフトなどが違う
- 出張や転勤が想像以上に多い
- 思ったよりも前職でのスキルを活用できない
- チームプレー、個人プレーなど働き方が異なる
- 中途採用者への評価制度が曖昧で昇進が遅れる
- 自分がやりたい事ではなかったと後から気づく
- 転職エージェントがいけていない
上記は全て可能性の話ですが、転職前にこのような点をしっかりと確認しておかないと、ただの「現実逃避の転職」となる可能性が高くなります。
「現実逃避の転職」では、一時的に痛みから逃れることはできますが、根本的なことは何も解決していない事が多く、結果として、失敗の転職になりがちです。
転職のデメリットへの対策方法
先程あげた転職のデメリット、短所になりえる点は、転職前にしっかりと確認をしておくことにより対策することができます。
しっかりと確認をし、「現実逃避」ではなく、「地に足をつけた」転職にしていきましょう。
対策方法
先程あげた10個の具体例については、以下の3つの方法により対策できます。
- 口コミを利用
- 自己分析をする
- エージェントを複数利用する
口コミを利用
口コミを利用することにより、10個の具体例のうちほとんどのものを対策することができます。
もちろん、全ての情報を口コミで入手することは不可能ですが、口コミを上手に有効活用することにより、新しい職場の実態を知ることが可能です。
「現実逃避の転職」では、逃げ出したい気持ちが強すぎて、新しい職場の良い面ばかり見えてしまいがちになりますので、口コミを利用し、「地に足の着いた転職」をしましょう。
口コミを聞くためには、以下の4つの方法が考えられます。
- 転職先で働いている人に直接話を聞く
- SNSなどを利用し、情報を入手する
- 転職口コミサイトを利用する
- 面接で質問をする
1番効果的な方法は「転職先で働いている人に直接話を聞く」となりますが、必ずしもツテを見つけられるとは限りません。
また、ツテを探して(大学のOB・OG名簿、知人の紹介等)、転職先で働いている話を聞くことができても、あくまで少人数のサンプルしか得られないことが多いかと思います。
そのため、現実的には「転職口コミサイトを利用する」ことをおすすめします。
転職の口コミサイトを利用すれば、非常に多くのサンプルから転職先の良い面、悪い面を総合的に知ることができるため、転職すべきかどうかの判断を冷静にするための情報を入手できます。
転職をしないことを勧めるつもりは一切ないですが、転職前に冷静になり、青く見えている転職先の社内の情報などを一度、確認することをおすすめします。
なお、「おすすめの転職口コミサイト」の詳細については、以下の記事で紹介しています。もしよろしければ、どうぞ。
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自己分析をする
「現実逃避の転職」では、とにかく今の環境から抜け出すことが目的となり、転職の本質的な目的が明確ではないことが多いです。
今の環境から抜け出すことが第一目的となっていても問題ではないですが、第二の目的として「転職をして何をしたいのか」「どのように働きたいのか」「何を求めているのか」を明確にしていくことが、「地に足の着いた転職」となり、転職のデメリット、短所を消してくれます。
「転職をして何をしたいのか」「どのように働きたいのか」「何を求めているのか」を明確にするためには、自己分析を行うことが有効ですが、自己分析と言われてもピンとこない方が多いのではないでしょうか?
そんな時におすすめなのが、適職診断テストです。
「適職診断テスト」という言葉を見ると、堅苦しそう、面倒くさそうなイメージを持たれるかもしれませんが、実際は、選択式の質問にゲーム感覚で答えることで進めることができ、意外と楽しいものです。
無料で利用できるものもありますので、ちょっとした暇つぶしにでも受けてみることをおすすめします。
例えば、「あなたに向いている職種トップ10」「あなたはどんなことが得意なのか」「どんなことにストレスを感じているのか」など、意識しないと気づかないことを認識できるのです。
適職診断テストで得た情報を利用し、「転職の目的」を少しでも明確にしていくことにより、「地に足の着いた転職」に近づいていくことが可能です。
「無料で充実している適職診断としておすすめなもの」は「DODAの無料適職診断」となります。
診断を受けるためには無料登録が必要となりますが、登録手続きはとても簡単ですのですぐに適職診断を受けることが出来ます。
全て無料でうけることができますのでDodaの適職診断を受けることをおすすめします!
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エージェントを複数利用する
「現実逃避の転職」において、意外な盲点となるのが転職エージェントの存在です。
今の会社から抜け出したい気持ちが強ければ、強いほど、転職エージェントに言われるがままに転職を進めてしまう方が多くなります。
自分自身の背中を押してくれているように感じで、嫌な気持ちはしないため、転職エージェントを疑う気持ちにはなりませんね。
実はそんな時こそ注意が必要です。
運良く、優秀な転職エージェントの方が担当してくれている場合には何も心配ないのですが、イケていない転職エージェントの方が担当の場合には危険な転職となる可能性があります。
「現実逃避の転職をしたい人」と「転職させてしまえさえすれば、自分の仕事が終わると考えている転職エージェント」の組み合わせでは、良い転職とならない可能性が高そうですよね。
「良い転職エージェント」なのか「イケていない転職エージェント」なのかの見極め方のコツはいくつかあるのですが、1番簡単な方法は複数の転職エージェントを利用するということです。
シンプルですが、これで危険な転職を回避することができます。
選択肢を複数持つことにより、より多くの情報、アドバイスを入手することができ、エージェントの意見に対して、より冷静に耳を傾けるとができます。
「言われるがままの転職」ではなく、「地に足の着いた転職」をすれば、転職のデメリット、短所を回避でき、「良い転職」に近づくことができますね。
以下は複数の転職エージェントを利用する場合に必ず押さえておきたい、おすすめの転職エージェントとなります。
まだ利用したことがないものがあれば、この機会に少なくとも1つは登録し、の可能性を下げておきましょう!
- リクルートエージェント *業界トップ!最初はここに登録しておきましょう。
- DODAエージェントサービス *電車の広告などでよく見かけますね。非公開求人が魅力的で、大手なので安心です。
- パソナキャリア *担当エージェントの質が良く、しっかりとサポートしてくれると評判です。
- マイナビエージェント *20代、30代の転職サポートに強みありです。
おわりに:
今回は、転職前にしっかりと目を向けておくべき転職のデメリット・短所について、お伝えしました。
ただ単に今の環境から抜け出したいという想いが強い転職の場合には、転職のデメリット、短所に目がいかないことが良くあります。
そのまま転職を進めてしまうと「失敗の転職」となる可能性が高いです。
転職のデメリット、短所にもしっかりと目を向けて、「現実逃避の転職」ではなく、「地に足の着いた転職」となるようにしていきましょう!