- 次の仕事が決まってないけど会社を辞めたい。
- 次の仕事決めてない状態で会社を辞めるのは大丈夫?リスクはある?
- 次の仕事を決めないまま会社を辞める場合の注意点を知りたい。
今回は、このような悩みをお持ちの方に向けた記事となります。
会社を辞めたいという気持ちを抱えているものの、転職活動が思うようにできず、会社を辞めることができないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
このままでは、いつになっても会社を辞めることは難しくなります。
そんな方のために、今回は「次の仕事が決まっていないまま会社を辞めることのメリット・デメリット」について、お伝えします。
「辞めたいと言いながら、いつになっても会社を辞めることができない方」「辞めた後に転職活動を開始する方」など、色々なタイプの方が、僕の職場にもいます。
今回は、このような方の実体験も踏まえながら、「次の仕事が決まっていないまま会社を辞める」について見ていきましょう。
目次
次の仕事が決まっていないけど、辞めるのはどうなんだろう?
すぐにでも会社を辞めたいけれど、次の仕事が見つかっていないため、会社を辞められないと考えている方は多いのではないでしょうか?
会社を辞めたいけれど、なんとなく続けてしまっている代表的な理由が、この「次の仕事が決まらない」からです。
一般的には、「次の会社が見つかる前に今の会社を辞める」ことはおすすめされませんが、実はデメリットばかりではありません。
実は、「働き続けなければいけない」という固定概念だけで、反対する方もたくさんいるのです。
固定概念にとらわれる必要はなし。
「次の会社が見つかる前に今の会社を辞める」ことのメリット・デメリットを把握した上で、判断することが大切ですよ。
辞めないで転職活動をするメリット・デメリット
「辞めないで転職活動をするメリット・デメリット」を見ていきましょう。
メリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット(辞めないで転職活動をする)
「会社を辞めずに転職活動を行うメリット」を見ていきましょう。
- 経済的な不安がなく、転職活動できる
- 採用担当者から余計な質問をされない
- 妥協することなく、転職活動が続けられる
- 今いる会社の良いところに気がつくことができる
① 経済的な不安がなく、転職活動できる
会社を辞めずにいれば、収入は途切れることはなく毎月お給料をもらえます。
「経済的な不安がなく、転職活動できる」ことがメリットの一つです。
家賃などの毎月の固定費が高い方にとっては、会社を辞めないことにより、経済的な不安を少なくし、転職活動を行うことができますね。
② 採用担当者から余計な質問をされない
会社を辞めずに転職活動を行うことは一般的な転職活動といえます。
転職活動を行っていても「採用担当者から余計な質問をされない」こともメリットの一つです。
採用担当者側としても、何も違和感もなく、選考プロセスに入っていけますね。
③ 妥協することなく転職活動が続けられる
今の会社を保険とすることにより、希望の条件が一致する会社が見つかるまで転職活動を続けることが可能です。
今の会社に残っても仕方がないと割り切れる方にとっては、「妥協することなく転職活動が続けられる」ことはメリットの一つとなります。
運命の求人が出てくるまで待ち続けることが可能ですね。
④ 今いる会社の良いところに気がつくことができる
転職活動は、今の会社を見つめ直すきっかけにもなります。
「今いる会社の良いところに気がつくことができる」こともメリットの一つです。
辞めないで転職活動をしていると、「今いる会社も良いところがあるな」と気がつく可能性がありますよ。
デメリット(辞めないで転職活動をする)
「会社を辞めずに転職活動を行うデメリット」も見ておきましょう。
- 転職活動に十分な時間を充てられない
- 周りの目があり、思うように転職活動が進まない
- 転職活動を行う体力が残っていない
- いつまで経っても本気になれない
① 転職活動に十分な時間を充てられない
「転職活動に十分な時間を充てられない」が大きなデメリットの一つです。
朝早くから夜遅くまで働いている方にとっては、なかなか転職活動へ時間を充てられません。
よくある悩みとしては、「求人を探す時間」「面接対策などを行う時間」などを思うように確保できないという悩みです。
② 周りの目があり、思うように転職活動が進まない
「周りの目があり、思うように転職活動が進まない」こともデメリットの一つです。
面接の日程を調整することが難しかったり、仕事が大変そうな同僚を見て、「今、退職したら迷惑がかかる」と考えたりしてしまいます。
バレないように注意しながら行う転職活動は、モチベーションをキープすることが大変です。
③ 転職活動を行う体力が残っていない
「転職活動を行う体力が残っていない」もデメリットの一つです。
日々の仕事でクタクタになっている方にとっては、日々の業務に加えて、転職活動を行うことは容易ではりません。
万全の状態でないため、ギリギリのところで内定を貰えていないという方は意外にたくさんいます。
④ いつまで経っても本気になれない
「いつまで経っても本気になれない」こともデメリットの一つです。
いつまでも本気になれずに、辞めたいと思う会社をダラダラと続けている方は本当にたくさんいます。
このような方と話をすると、必ずと言っていいほど「あの時に真剣に転職活動をしていれば」という話しを聞きます。
後悔しても時間は戻ってきませんので、このような後悔をしないようにしたいですね。
辞めてから転職活動をするメリット・デメリット
「辞めてから転職活動をするメリット・デメリット」も把握していきましょう。
メリット・デメリットは以下のとおり。
メリット(辞めてから転職活動をする)
「会社を辞めてから転職活動を行うメリット」は以下のとおりです。
- 転職活動に十分な時間を費すことができる
- 転職活動に力を注げる
- 転職に本気になれる
① 転職活動に十分な時間を費すことができる
メリットの一つが「転職活動に十分な時間を費すことができる」です。
仕事を辞めて、時間を確保しながら、しっかりと対策を取ることにより、ステップアップの転職を成功できたという方もいます。
- 自己分析の時間
- 情報収集に時間
- 面接の対策の時間
- 日程調整
しっかりと時間をかけて準備をすることが可能。
ちゃんと準備ができていない場合には、採用担当者にすぐにバレてしまいますよ。
会社を辞めてからの転職活動は、本気であるという気持ちを伝えやすいという点もメリットです。
② 転職活動に力を注げる
「転職活動に力を注げる」こともメリットの一つです。
本命の求人であるにもかかわらず、仕事が忙しくてほとんど準備ができすに、業務時間の合間に面接を受けた結果、上手くいかなかったという方は多いのではないでしょうか?
良いご縁を逃さないように、力を注げる状態にしておくことも大事です。
辞めたい会社の仕事が原因でチャンスを逃してしまうのは、本末転倒ですよ。
③ 転職に本気になれる
メリットの一つは「転職に本気になれる」ことです。
会社を辞めてしまっているということは、後戻りはできないということ。
本気で転職活動を行うことが可能。
辞めたい会社で何年もダラダラと働くという選択肢を断ち切り、新たなスタートとして本気で取り組めます。
デメリット(辞めてから転職活動をする)
「会社を辞めてから転職活動を行うデメリット」は以下のとおりです。
- 収入がなくなるため、経済的に不安
- 離職期間が長いと、採用担当者に余計な疑問を持たれる
- 焦ってしまい、妥協した転職となることがある
① 収入がなくなるため、経済的に不安
「収入がなくなるため、経済的に不安」というデメリットがあります。
不安にならないためには、退職後もある程度は生活できるように生活資金を確保しておくことが大切です。
「固定費を下げておく」「失業手当を受給する」などの工夫をしながら、経済的な不安を少なくしておきましょう。
② 離職期間が長いと、採用担当者に余計な疑問を持たれる
「離職期間が長いと、採用担当者に余計な疑問を持たれる」というデメリットもあります。
休むことは悪いことではないですが、あまりに長く休みすぎないようにしましょう。
- 離職期間なし:24.6%
- 1ヶ月未満:29.4%
- 1ヶ月〜2ヶ月:12.5%
- 2ヶ月〜4ヶ月:10.9%
- 4ヶ月〜6ヶ月:5.9%
- 6ヶ月以上19.6%
退職してからの期間があまり長くなりすぎると、選考に悪影響となる可能性もある点は頭に入れておきましょう。
厚生労働省のデータによると、80%以上の方が半年以内に転職をしていることが分かりますね。
③ 焦ってしまい、妥協した転職となることがある
「焦ってしまい、妥協した転職となることがある」というデメリットもあります。
思うように転職活動が進まずに、焦って、冷静な判断ができなくなるパターンです。
時間がたくさんあるため余裕だと思い、羽を伸ばしすぎてしまう方が陥るパターンとなります。
注意点とコツを押さえておこう
「辞めないで転職活動をする」「辞めてから転職活動をする」それぞれの場合の注意点とコツも押さえておきましょう。
「辞めないで転職活動をする」の注意点とコツ
「辞めないで転職活動をする」場合には、「時間が取れない」ことが最大の悩みとなります。
「時間が取れずに転職活動が進まない」「時間が取れずに転職活動に本気になれない」など、とにかく時間がないのです。
「辞めないで転職活動をする場合」のコツは、以下のとおり。
- タイムラインを決める
- スキマ時間を有効に使う
- 情報収集できる環境を整える
時間がない中で適当に転職活動をしても、良い結果は出にくいです。
長々と転職活動をするのはヤメて、短期集中の気持ちで転職活動をしていくことがポイントとなります。
情報収集に関しても、時間をかけずに効率的にできるように、複数の転職エージェントへ登録するなどの工夫が大切です。
時間に負けないようにしていきましょう!
「辞めてから転職活動をする」の注意点とコツ
「辞めてから転職活動をする」場合には、「離職期間が長くなりすぎないようにする」を意識することが大切です。
「時間がありすぎて、スケジュールが適当になる」「仕事がないので、ついダラダラしてしまう」などに注意しましょう。
「辞めてから転職活動をする場合」のコツは、以下のとおり。
- 在職中にできることはやっておく
- 退職後は転職活動と向き合う
- 面接の対策をする
仕事を辞めてから全てを1からスタートすることは、想像以上に大変です。
緊張の糸が切れる前の在職中に、できることは進めておくことが大切となります。
退職後は休みたい気持ちも分かりますが、無計画に休むのではなく、計画的に休むことがポイントです。
離職期間が長くなる場合には、面接で理由を聞かれる可能性があるため、答えられるように準備しておきましょう。
転職エージェントを活用しよう!
「辞めてから転職活動をする」「辞めないで転職活動をする」いずれの場合においても、自分のみで転職活動を進めることは非効率。
効率的に進めていきたい方は転職エージェントを活用していきましょう。
- 転職活動の進め方が分からない
- 情報収集などの時間がない
- 自分を管理することが難しい
- 自分に合った求人を見つけられない
転職エージェント活用すれば、このような悩みを解決することが可能。
転職エージェントは無料で利用できますので、「転職を成功させたい」という方は、エージェントを積極的に活用することをおすすめしますよ。
おすすめの転職エージェント
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幅広くて豊富な求人が魅力。ベンチャー〜有名企業まで。
リクルートエージェント
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登録は簡単で、すぐに利用できます。
転職エージェントを上手に活用して、効率的に転職活動を進めていきましょう!
次の仕事が決まってないけど辞める場合に知っておくべき情報
「次の仕事が決まってないけど辞める」と考えている方が知っておくべき情報を見ていきましょう。
知っておくべき代表的な情報は、以下の2つです。
- 失業給付金
- 退職を言い出せない方は退職代行を利用しよう
①失業給付金
退職後にハローワークへ行き、失業給付金を申請することで、基本給の60%〜70%くらいの金額の3ヶ月分の支給を受けることができます。
一般的な退職である自己都合の退職の場合には、申請してから2ヶ月以降に支給されることになりますので、頭に入れておきましょう!
②退職代行
「思うように会社を辞めることができない」という方は、退職代行サービスの活用を考えてみるのも手ですよ。
思うように会社を辞められずに苦しんでいた友人が、退職代行サービスで退職をし、幸せそうに新たなスタートを切れていました。
昔は共感できないサービスでしたが、このような姿を見て考え方が変わりました。
友人が利用していたのは、弁護士が監修し、法律に基づいた対応が評判の「退職代行Jobs」というサービスですよ。
「次の仕事が決まってなくても辞める」のまとめ
「次の仕事が決まってなくても会社を辞めて、その後に転職活動をする」ことには、メリットもデメリットもあります。
それぞれの良い点・悪い点を見ながら、判断することが大切ですよ。
「辞めないで転職」「辞めてから転職」どちらの場合においても、効率的に転職活動を進めるための1番の近道は、転職エージェントを活用すること。
非効率的な転職活動を続けてしまうと、時間だけが経過し、まったくゴールに近づかない可能性があるため、注意が必要ですよ!