今回は、このような質問に対して、記載していきます。
具体的には「将来性のない会社の6個の特徴・将来性のない会社にいる場合の対応方法」についてです。
会社の将来が不安という方はとても多いのではないでしょうか?
私自身も会社の将来性について良く考えています。
現代は良くも悪くも大きな変化が起きている時代であり、今までの当たり前が5年後の当たり前である保証はまったくありません。
例えば、5年前には安泰と思われていて、就活生にも大人気であった銀行であっても、今では多くの方が将来性がないと考えています。
このような現実を考えてみても、現代は不確実性が高く、多くの方が会社の将来に不安を感じていることが分かるのです。
目次
あなたの会社は大丈夫?将来性がない会社の特徴を見てみよう
将来性がない会社の特徴を見てみましょう。
自分の会社に将来性については、意識せずに普通に過ごしているとなかなか気づかないものです。
これから紹介する6個の特徴をちょっと意識しながら、会社のことを俯瞰的にみてみましょう。
業界として大丈夫?
新しい働き方に対応できている?
新しいテクノロジーを活用しようとしている?
転職できるスキルは身につく?
人員は足りている?
- ここ数年で大きな変化はあった?
1.業界として大丈夫?
会社の将来性をみる上で大事なことの1つは「業界としての将来性は大丈夫かどうか」ということです。
普通に過ごしているだけでは実感しないかもしれませんが、現在は、仕事を考える上で、歴史的に見てもとても大きな変化が起きています。
第四次産業革命です。
今までの産業革命と第四次産業革命が異なる点は、この第四次産業革命が本格的に起きてしまうと、AIが人間の仕事を奪ってしまうということです。
今までの産業革命であれば、古い仕事から新しい仕事へ多くの労働者が移り変わっていくことができましたが、これからは労働者ではなく、AIが仕事をすることになってしまいます。
- 第一次産業革命・・・軽工業の機械化 →代わりの仕事あり
- 第二次産業革命・・・重工業の機械化・大量生産 →代わりの仕事あり
- 第三次産業革命・・・超単純作業の自動化 →代わりの仕事あり
- 第四次産業革命・・・知識作業の自動化・効率化 →代わりの仕事なし
ここ数十年、労働者にとって、産業の未来を予測することは、そこまで重要ではありませんでしたが、これからは重要となるのです。
「失くなってしまう仕事・衰退していく業界」にいる会社は将来性がないと言わざるを得なくなります。
2. 新しい働き方に対応できている?
会社の将来性を見る上で「新しい働き方に対応できているかどうか」も大事な要素となります。
なぜなら、これからの将来を考えると、優秀な人材がより働きやすい環境も求め転職していくことが想定されるからです。
優秀な人が集まり、継続して働き続けてくれる環境を提供できる会社は、成長していく可能性が高いと言えます。
- リモートワーク
- フレックス勤務
- ペーパーレス化
- 時短勤務・副業など働き方の多様性
上記のような「新しい働き方を取り入れる努力をしていない」会社には将来性がないことになります。
3. 新しいテクノロジーを活用しようとしている?
「新しいテクノロジーを活用しようとしているかどうか」も会社の将来性を見る上で大切です。
これからの時代は、テクノロジーをしっかりと活用できない会社は衰退していくことになります。
テクノロジーはものすごい勢いで進化しており、そこについていけるかどうかが会社の将来の明暗を分けるといっても過言ではありません。
会社内部であっても、新しいテクノロジーを活用すべき部分はたくさんあります。
例えば、「今まで手で行っていた内部作業をロボットの力を借りて、自動化する」などです。
- データ入力
- 単純な情報のチェック
- 定期的に必要な情報の提供
「新しいテクノロジーを導入する気配がない」会社は、変化に対応できずに衰退していく未来が見えますので、将来性はないと言えるでしょう。
4. 転職できるスキルが身につく?
会社の将来性を考えた時に「転職できるスキルが身につくかどうか」も大事な要素です。
会社だけではなく、あなた自身の将来性も考えたときの話となります。
現時点で日本で10本の指に入る会社が10年後に存続しているかどうか分からないほど、変化のスピードは早く、そして、大きいです。
予測困難な時代であることから、現代の社会・経済は「VUCA時代」と呼ばれています。
- V →Volatility(変動性)
- U →Uncertainty(不確実性)
- C →Copmlexity(複雑性)
- A →Ambiguity(曖昧性)
何が起きる分からない時代だからこそ、転職できるスキル・経験を身に着けておく必要があるのです。
「仕事を通して、自然とスキル・経験を身につけることができない」会社は、あなた自身にとって将来性がないと言えるでしょう。
5. 人員は足りている?
「人員が足りているかどうか」も会社の将来性を考える上で大事な要素となります。
人員が足りていない会社は、何か致命的な欠陥がある可能性が高いです。
致命的な欠陥がある時点で将来性のない会社とも言えますが、それだけではなく、以下の理由により、将来性がないと言えます。
- 優秀な方が少ないため、成長できない
- 意味不明な仕事をたくさんやらないといけない可能性が高まる
- 会社に変化を追いかける余裕がない
「人員が足りていない」会社は、いろいろな箇所であなたの将来の可能性を狭めてしまう可能性があるため、要注意です。
6. ここ数年で大きな変化があった?
会社の将来性を考える上で「ここ数年で大きな変化があったどうか」も大切な要素です。
何の変化もなく、たんたんと日々が過ぎていっている会社は、変化に対応する力が身についていないとも言えます。
過去5年くらいを振り返り、大きな変化がない場合には、会社の将来性を少し疑ったほうが良いかもしれません。
- 大きな事業が開始した
- 大きな働き方改革があった
- 大きな人事制度改革があった
- 大きな業務プロセスの効率化があった
上記はほんの一例となります。
どんなことでも良いですので、大きな変化が会社に起きていたのかどうかを確認してみましょう。
将来性のない会社にいる場合の対応方法
将来性のない会社の特徴を6個をみてきました。
1〜6の全てについて、自分の会社は大丈夫と胸を張って言える方はほとんどいないのではないでしょうか?
そのくらい変化のスピードが早く、変換に追いつくのが困難で、かつ、不確実性が高い時代に突入しているということになります。
そんな時代において、将来性がない会社にいる場合、どんな対応方法が考えられるか見ていきましょう。
シンプルに言うと「会社に頼るサラリーマンではなく、自分に頼るサラリーマン」を目指すことが大切です。
以下の2つのポイントを意識しながら、働いていくことが重要となります。
- 市場での評価
- 経営者の目線
市場での評価
「会社に頼るサラリーマン」から「自分に頼るサラリーマン」への変化の第一歩は「今働いている会社の中での評価ではなく、市場での評価を意識する」ことです。
環境変化が大きく、不確実性が高い、VUCA時代においては、会社は生き残るために多くの競争を強いられる、ここ数十年間続いた終身雇用制度も崩壊しています。
このような状況下では、会社がいつまでもあなたの面倒を見てくれる保証はありませんので、「市場での評価」を上げておくことが重要です。
「市場での評価を意識したことがない方」はDodaの4つの無料適職診断で簡単に「市場での評価」を知ることが出来ますよ。
「現在の適正な市場価値(年収)・将来の予測市場価値(年収)・今働いている会社以外の選択肢としてどんな環境が良いのか」など、市場での評価に関連する多くの情報を知ることができます。
市場での評価を意識するきっかけに最適です。
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経営者の目線
「会社に頼るサラリーマンではなく、自分に頼るサラリーマン」となるためには、強烈な当事者意識を持つことが大切です。
サラリーマンは、大きな成果を上げなくても、毎月お給料をもらうことができます。
これを長年続けていると、知らぬ間に「会社に頼るサラリーマン」が出来上がってしまいます。
過去数十年は「会社に頼るサラリーマン」で問題なかったですが、これからの時代は「自分に頼るサラリーマン」を目指しましょう。
「経営者として、自分自身という商品をどのように売るべきか」を考えてみることがポイントです。
真剣に考えてみると、多くのことを考える必要があることが分かります。
- 働くべき業界
- 身につけるべきスキル
- 時間の使い方(社内でどのようなことに時間を使うべきか)
- 関わるべきコミュニティー
- ライフプラン
「経営者として、自分自身という商品をどのように売るべきかという経営者目線を持ちながら過ごす5年」と「そうでない5年」を比較してみると、5年後、どちらの方が「自分に頼るサラリーマン」となっているかは明らかですね。
このような話をすると、今までサラリーマンとして生きてきたので、経営者の目線で行動していくための考え方が分からないという方が多くいます。
サラリーマンとして生きてきたほとんどの方が、どのように考えていけば良いか分からないのは当然です。
予測困難な時代において、自分という商品を売るための事業戦略を簡単に見つけることができ、実行する力があるのであれば、あなたは既に一流の経営者ということになります。
誰もが最初は「経営者の目線で考える」ことを難しく感じますが、訓練し、実際に考えるということを繰り返すことにより、徐々にできるようになっていきます。
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