- 終身雇用が崩壊したと言われる今、将来が不安だな。。
- 転職を繰り返し、働き続けないといけない今、どんなスキルが役に立つのかな?
- 業種を絞らずに、幅広い業種を対象とした場合に必要となるスキルは何かな?
今回は、このような疑問をお持ちの方に向けた記事となります。
終身雇用制度崩壊により、一つの企業に勤めあげるという時代は終了しました。
終身雇用が崩壊していく中で、良い点でもあり、悪い点でもある「年齢に比例して、お給料と職位が上がっていく」という制度も崩壊していきますね。
サラリーマン=安泰という時代は終了です。
サラリーマン=安泰が崩壊すると、サラリーマンであっても、これからの時代を生き抜くためのスキルを身につける必要が出てきます。
「今の会社に残る」または「転職し、納得できる環境で働き続ける」ことは、誰にでも、簡単にできることではなくなっていくのです。
厳しい現実が待っていることは間違いないですが、今からしっかりと準備をし、努力をしていけば、何も心配はいらないでしょう。
僕の回りを見てもそうですが、多くの方が、この終身雇用崩壊という現実を、どこか他人事として捉えていますね。
自分事として真剣に捉え、行動をしている人は多くはいませんので、今から、必要なスキルを身につけておけば、簡単に頭一つ抜け出せますよ。
サラリーマンがこれからの時代を生き抜くために、どのようなスキルを身につけると良いのかを、5年後、10年後の自分を想像しながら考えてみましょう。
サラリーマンが身につけるべきスキルとは
サラリーマンがこれからの時代を生き抜くためには、どんなスキルが必要でしょうか?
終身雇用が崩壊した今、今まで必要であったスキルとこれからの時代で必要となるスキルは大きく異なります。
「一つの会社でずっと働き続けることが前提」となっていた今までは、「その会社で必要なスキルを身につける」ことが、サラリーマンとして生き抜く上で一番大事なことでした。
「これからの時代において必要となるスキル」のポイントは、以下の3つとなります。
- 汎用性
- 専門性
- 人材不足
1. 汎用性
終身雇用制度の崩壊という事実をしっかりと考えてみると、これからの時代において、サラリーマンとして生きていくには、「汎用性が高いスキル」を身につけておく必要があります。
「汎用性の高いスキル=どこでも使えるスキル」ですね。
もっと分かりやすくいうと、転職しても活かせるスキル。
例えば、以下のようなスキルは、汎用性が低いスキルです。
- その会社でしか使わない知識を身に着けた
- その会社でしか使われていないシステムに詳しくなった
- その会社の内部業務のための仕事をすることが多い
その会社特有のスキルをいくら身につけても汎用性は低いということになります。
転職先の会社で必要なスキルではないため、転職時の面接で上記のポイントをいくらアピールしても受けは良くないですね。
汎用性が低い業務にはなるべく時間をかけずに、汎用性が高い業務に時間をかけることが大事ですよ。
汎用性が高い、つまり、他の会社でも必要となるスキルを身につけるようにしましょう。
2. 専門性
サラリーマンとして生きていくには、「専門性があるスキル」を身につけておく必要があります。
汎用性が高くても、専門性があまりないものを身につけたところで、効果はそこまでありませんね。
専門性があまりない誰にでもできるスキルをいくら身につけても、それは、最低限必要なものを身につけたことにしかならず、これからの時代を生き抜くためのスキルとはならないですよ。
例えば、メール、ワード、エクセル、パワポなどですね。
最低限必要なスキルは身につけて当たり前。
もう少し専門性があるスキルを身につける必要がありますよ。
3. 人材不足
サラリーマンとして生きていくには、「人材が不足しているスキル」を身につけると効果的です。
汎用性があり、専門性があり、かつ、人材が不足しているスキルが狙い目ですね。
人材不足となっているスキルを身につけていると、他者との差別化が簡単にでき、市場価値がとても高いい人材となります。
汎用性があり、専門性があり、かつ、人材不足となっているスキルを身につけることができれば、これからの時代を簡単に生き抜くことができるということになりますね。
汎用性・専門性・人材が不足しているスキルとは
これからの時代を生き抜くために、サラリーマンは、「汎用性が高く・専門性があり・人材が不足しているスキル」を身につけておくと有利となりますね。
具体的にどのようなスキリを身につければよいのか? 代表的なスキルは、以下の通りです。
- 英語
- 会計
- IT
- 思考力・問題解決力・分析力(例外)
汎用性という点から考えてみると、英語、会計、ITの3つのいずれかを使わずに成立っている会社は存在しないといっても過言ではないですね。
つまり、これらの3つのスキルには汎用性があります。
専門性(必要性)という点でいうと、以下のとおりですね。
- 「英語」 →グローバル化が進んでいき、英語の必要性も増していく
- 「IT」 →テクノロジーの進化は止められず、専門性が増していく
- 「会計」 →グローバル化に伴い、求められる専門性も増していっている
人材不足という点からは「英語が出来る人材・ITスキルを有している人材」はかなり不足していますね。
また、会計に関しても、常に人材が不足していると言われています。

今後、どんなスキルを身につけるべきかを考える際のヒントがありますよ。
2018年ヨーロッパ就職人気ランキング(Business)
会計スキルは、汎用性が高く、専門性がある、という事例を見てみたいと思います。
Europe's Most Attractive Employers 2018 というランキングを参考に見ていきましょう。
これは、2018年12月20日に発表された、就職したい企業ランキングのようなものですね。
毎年、発表されており、調査対象は、ヨーロッパの12カ国のBusiness and engineering / IT students 約19万人以上を対象としたアンケートとなります。
そして、Business(経済、経営、商学など)の生徒を対象としたランキングの上位10位は、以下のとおりです。
1. Google
引用元:Europe's Most Attractive Employers 2018
2. L’Oréal Group
3. Microsoft
4. PwC (PricewaterhouseCoopers)
5. EY (Ernst & Young)
6. KPMG
7. Deloitte
8. Goldman Sachs
9. McKinsey & Company
10. The Boston Consulting Group (BCG)
1位は「Google」、2位は世界最大の化粧品会社である「ロレアルグループ」、3位は「マイクロソフト」、8位は金融関係の「ゴールドマン・サックス」、9位、10位は大手コンサルタント会社の「マッキンゼー」と「ボズコン」ですね。
社会人の方なら、ここまでのランキングは、納得できますよね。
注目すべきは、4位〜7位の4つの会社です。
日本では、これらの会社を知らない方は多いかもしれませんが、この4つは、世界4大会計事務所と呼ばれている会社となります。
いずれの会社も、監査・税務・それに関するアドバイザリーを中心のサービスを提供していて、世界各地に事務所を有しています。
どの会社も、従業員数は世界で20万人〜30万人おり、どの会社も、世界ベースでの収益は、年間約3兆円〜4兆円ほどです。
イメージしやすいようにいうと、監査は監査法人(公認会計士)、税務は税理士法人(税理士)、アドバイザリーは公認会計士と税理士が会計・税務に関するコンサルタントを行う業務というイメージですね。
世界4大会計事務所が人気な理由
世界4大会計事務所が、ヨーロッパの学生から人気な理由を考えてみましょう。
- 会社がなくならない限り、会計を中心とした仕事はなくならない
- 税金というシステムがなくならない限り、税務を中心とした仕事はなくならない
- 専門性が高く、どこの会社にいっても、知識を活かすことができる
- 専門性が高いため、お給料が高い
ちなみに、日本の就職ランキングにこのような会社が出てこない理由は、日本では公認会計士、税理士の資格を取得している人、目指している人が、就職する会社のため、一般的な就活ランキングでは出てきません。
一方で、ヨーロッパでは、基本的には、普通に就職し、実務経験を数年積むと、資格の受験資格が与えられ、それから資格試験を受けるという流れのため、普通の就職先として選択肢に入ってきます。

次のアクションプラン
3年後、5年後を想像しながら、どんなスキルを身につけていくべきかを考えてみましょう。
おすすめの次のアクションプランを紹介します。
アクションプランは2つ。
- 実際の転職市場を見てみよう
- 少しだけ、勉強してみよう
①:実際の転職市場を見てみよう
本屋に言って、本を購入して勉強するのも良いですが、転職市場の状況を自分の肌で感じて、どんな会社に興味があるのか、どんなスキルが必要となりそうなのかをチェックしてみることが大事ですよ。
転職自体はまだ先だとしても、転職市場の状況を自分の肌で感じておくことにより、「やりたいこと、必要なスキル」など、様々なことが分かり、やる気も湧いてきます(ここが大事なポイントです!)。
<大手の転職エージェント(幅広い求人を自分の目で見てみましょう)>
リクルートエージェント *業界トップ!
- DODAエージェントサービス
*電車の広告などでよく見かけますね。非公開求人が魅力的で、大手なので安心です。
- パソナキャリア
*担当エージェントの質が良く、しっかりとサポートしてくれると評判です。
- マイナビエージェント
*20代、30代の転職サポートに強みありです。

できれば、少なくとも2個に登録しておくことがおすすめですよ!
<英語、会計、ITの特化型の転職エージェント>
英語転職はJACリクルートメント *英語を活かした転職に特化した転職エージェント
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何か良い方法はありますか?
「エージェントに本格的に相談するまででもないけれど」という方は、無料で受けられる年収診断や適職診断がおすすめですよ。
無料診断はたくさんありますが、その中では「DODAの無料適職診断」がおすすめですよ。
もう1つ受けてみる価値がある年収診断、適職診断としては、MIIDAS(ミイダス) ですね。
両方とも無料とは思えない本格的な診断結果をもらえますので、自分がどんな会社に向いているのかを知ることができます。
>>【何がわかる】DODAの4つの無料適職診断ツールを利用してみた!
>>【ミイダスの適性チェック】分析で分かること、利用者の感想まとめ
②:勉強してみよう
1. 英語の勉強
英語の勉強方法がたくさんありすぎて、「どのように勉強すれば良いのか迷う」という方も多いのではないでしょうか?
このような方のために、TOEIC950点の僕が、実体験に基づき、記載しているおすすめの記事を2つ紹介します。
「社会人として英語を最低限使えるようにしたい方」「英語を武器にしたい方」には「社会人が独学で英語を武器にする方法をTOEIC950点が解説します」が参考になりますよ。
TOEICの点数を上げるためのおすすめの教材も紹介しています。
「オンライン英会話を始めたいという方」には「【外資系企業が使う】レベル別おすすめのオンライン英会話を紹介(全て無料体験あり)が参考になります。
個人的には、オンライン英会話で勉強することが、1番のおすすめの勉強方法ですね。
2. ITの勉強
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3. 会計の勉強
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