- 第二新卒は使えないというのは本当?
- 使えない第二新卒と思われたくない。
- 第二新卒で使えないと思われる人の特徴を知りたい。
今回は、このような悩みや疑問をお持ちの方に向けた記事となります。
今の会社が合わないと感じていて、第二新卒での転職を考えている方は多いのではないでしょうか?
そして、第二新卒は使えないという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
第二新卒については、マイナスのイメージというよりも何点かの不安を企業から持たれていることが多いです。
今回は「第二新卒は使えないと思われないための5個のポイント」についてです。
本記事を読めば、企業の第二新卒に対する不安、使えない第二新卒と見られてしまう人の特徴なども分かり、第二新卒の転職で失敗しないためのポイントを知ることができます。
目次
企業が第二新卒は使えないと警戒する理由
第二新卒での採用は珍しい話ではなくなってきています。
厚生労働省の調査に基づくと、2017年3月大卒の3年以内の離職率が32.8%となり、約3人に1人は3年以内に会社を辞めているのです。
このことから、第二新卒で転職をしている方が多いこと、また、辞めた新卒入社の穴を第二新卒で埋めたい企業が多いことがが分かります。
そんな中、企業は第二新卒に対していくつかの不安を抱えているのが現状です。
企業が第二新卒は使えないと警戒する理由を見ていきましょう!
代表的な理由は、以下の4つとなります。
- またすぐに辞めてしまう
- 協調性がなく、自分勝手
- 素直さがなく、組織の中で上手くやっていけない
- 基礎的なビジネスマナーやスキルが足りていない
①またすぐに辞めてしまう
企業が第二新卒は使えないと警戒する理由の1つ目は「またすぐに辞めてしまうのではないか」となります。
入社後3年以内に辞めている方を採用する企業からすると、このような不安を抱くのは当然の話ですね。
②協調性がなく、自分勝手
企業が第二新卒は使えないと警戒する理由の2つ目は「協調性がなく、自分勝手なのではないか」となります。
新卒入社の会社をすぐに辞めてしまう人は、周りのことを考えながら行動できない人が多いという印象を持たれがちです。
③素直さがなく、組織の中で上手くやっていけない
企業が第二新卒は使えないと警戒する理由の3つ目は「素直さがなく、組織の中で上手くやっていけないのではないか」となります。
若手が組織の中で働くということは、上司や周りからの意見を素直に取り入れることも求められるもの。
前職の退職理由を上司や周りだけのせいにしていると、企業はこのような不安を持ちやすくなります。
④基礎的なビジネスマナーやスキルが足りていない
企業が第二新卒は使えないと警戒する理由の4つ目は「基礎的なビジネスマナーやスキルが足りていないのではないか」となります。
第二新卒の方を中途採用した場合、ビジネスマナーを新入社員と同じように手取り足取り教えることが難しいため、このようなことを警戒するのです。
使えない第二新卒と見られてしまう特徴7選
使えない第二新卒と見られてしまう特徴を見ていきましょう!
主な特徴は以下の7個となります。
- 自己評価と理想が高い
- 退職理由が前向きでない
- 今の会社を辞めることが第一目的となっている
- コミュニケーション能力が低い
- 最低限のビジネスマナーができていない
- 仕事に対して意欲が感じられない
- 前職の経験に基づいた考えや反省点などがない
使えない第二新卒と見られてしまう特徴①:自己評価と理想が高い
1つ目の特徴は「自己評価と理想が高い」です。
自己評価や理想と現実にギャップがあり、それを気が付かないままでいると、いつになっても自分と向き合うことができないままとなります。
社会人歴が浅い人は属した会社での評価が大事。社会人前の学歴などは一切関係ありません。
第二新卒で転職をしようとしているということは、1社目で思うような成果を出せなかったこと。
高すぎる自己評価と理想を持つのではなく、現実に目を向けることが大切ですよ。
使えない第二新卒と見られてしまう特徴②:退職理由が前向きでない
2つ目の特徴は「退職理由が前向きでない」です。
前職の退職理由がネガティブな人は、使えない第二新卒と思われる可能性が高まります。
- 完全に上司が悪い
- 同僚や同じ部署の人のせい
- 他責思考で全て環境のせい
前向きでない退職理由は控えて、誰かのせいだけにするのではなく、自分の責任も含めた退職理由を言えるようにしておきましょう。
使えない第二新卒と見られてしまう特徴③:今の会社を辞めることが第一目的となっている
3つ目の特徴は「今の会社を辞めることが第一目的となっている」となります。
今の会社が嫌すぎて、第二新卒カードを利用し、転職活動をしている方はとても多いです。
それ自体は悪いことではないですが、「今の会社を辞めたい」が強すぎると、使えない第二新卒とみなされます。
「新しい会社で挑戦したい」という気持ちを全面に出すようにしましょう。
使えない第二新卒と見られてしまう特徴④:コミュニケーション能力が低い
4つ目の特徴は「コミュニケーション能力が低い」です。
前職を辞めたのはコミュニケーション能力が低いからではないか?と疑われてしまうと、使えない第二新卒というレッテルを貼られます。
コミュニケーションが苦手な方は、前職を辞めた理由を「コミュニケーションとは全く違う理由とする」「コミュニケーションを理由の一つとし、反省点・改善点を伝える」のいずれかとし、企業の不安を潰していきましょう。
面接が苦手なのにもかかわらず、退職した理由を「上司との馬が合わない」だけで済ませるのは駄目な典型例ですよ。
使えない第二新卒と見られてしまう特徴⑤:最低限のビジネスマナーができていない
5つ目の特徴は「最低限のビジネスマナーができていない」です。
ビジネスマナーなんて古臭いという考えも分かりますが、気にする企業は少なくありません。
最低限のビジネスマナーが分かっていない方は、「分からなくても良いでしょ」と開きなおるのではなく、事前に簡単に本などを読んでおきましょう
使えない第二新卒と見られてしまう特徴⑥:仕事に対して意欲が感じられない
6つ目の特徴は「仕事に対して意欲が感じられない」です。
使えない第二新卒の代表例となります。
- 今の会社を辞めたい
- 第二新卒カードを有効に使いたい
- とりあえず転職活動をしている
仕事に対する意欲よりも、上記のようなことが透けて見えている第二新卒は使えないと見られます。
「どんな仕事をしたいのか」「どんな風に仕事をしていきたいのか」を考え、伝えてることが大事ですよ。
使えない第二新卒と見られてしまう特徴⑦:前職の経験に基づいた考えや反省点などがない
7つ目の特徴は「前職の経験に基づいた考えや反省点などがない」となります。
新卒と第二新卒の違いは、前職を経験しているかどうかです。
それにもかかわらず、前職の経験をベースとした意見や反省点がない第二新卒の方はたくさんいます。
「前職の経験に基づいた意見」「前職の経験に基づいた反省点」など、前職の経験をベースとした何かを自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
使える!第二新卒と見られるための方法5選
使える第二新卒と見られるための方法を見ていきましょう!
難しいことではなく、企業の不安を潰していけば大丈夫です。
- 素直さを持つ
- 反省すべき点はしっかりと反省する
- 最低限のビジネスマナーを身につける
- 仕事に対して意欲と向上心を持つ
- 簡単には仕事を辞めないという強い意思を持つ
素直さを持つ
使える第二新卒と見られるためには「素直さを持つ」ことが大事です。
社会人歴も浅く、また、第二新卒として中途入社するということは、分からないことがたくさんあります。
そんな中で仕事を上手くやっていくためには、上司や周りからの意見・指示を素直に受け入れることが大切。
自分の意見を持つことも大切ですが、素直さも忘れずにいきましょう。
反省すべき点はしっかりと反省する
使える第二新卒と見られるためには「反省すべき点はしっかりと反省する」ことが必要となります。
例えば、前職を辞めたことについて、100%会社が悪いと思いたい気持ちも分かりますが、その会社を選んでしまったのは自分。
「何故、その会社を選んだのか」「他の会社に落ちてしまった事実」など、自分の責任として捉えることができる部分もあります。
人のせいにするのではなく、自分で反省できる点はしっかりと反省するようにしましょう。
その姿勢がないと、使える第二新卒とは見られなくなってしまいます。
最低限のビジネスマナーを身につける
使える第二新卒と見られるためには「最低限のビジネスマナーを身につける」意識も必要となります。
新卒と第二新卒の大きな違いは、最低限のビジネスマナーやビジネススキルが身についているかどうかです。
それだけで、良い印象を持つ人がたくさんいるのも事実ですので、意識しておいて損はないですよ。
仕事に対して意欲と向上心を持つ
使える第二新卒と見られるためには「仕事に対して意欲と向上心を持つ」ことは重要です。
「とりあえず嫌な会社から逃げてきた」「第二新卒カードを上手く使った」という意識ではなく、新しい会社でこんなことを頑張りたいという気持ちが大事。
前職のせいで仕事に対する興味も希望もなくなっているかもしれませんが、新しい職場には関係ない話となります。
心機一転頑張るという意欲と向上心を持ちましょう。
簡単には仕事を辞めないという強い意思を持つ
使える第二新卒と見られるためには「簡単には仕事を辞めないという強い意思を持つ」ようにしましょう。
企業は、あなたがまたすぐに会社を辞めてしまうことを警戒しています。
理由はどうであれ、他の人から見れば、あなたは新卒で入社した会社をすぐに辞めた人なのです。
簡単には仕事を辞めないという強い意思を持ち、無理のない範囲内で、粘り強く、前向きな態度で仕事に取り組むようにしましょう。
第二新卒で転職する場合の注意点
第二新卒での転職における注意点も押さえておきましょう!
- 在職中に転職活動をする
- 社会人経験に基づいた自己分析を行う
- 第二新卒に狙いを定めたブラック企業に注意
①在職中に転職活動をする
1つ目は「在職中に転職活動をする」となります。
新卒入社数年以内の転職活動をする場合、辞めてからの転職活動は印象が良くないことが多いです。
- 衝動的に辞めてしまう
- 計画性がない
- 粘り強さがない
在職中に転職活動を行い、転職先を決めてから退職するのがベストとなります。
②社会人経験に基づいた自己分析を行う
2つ目は「社会人経験に基づいた自己分析を行う」となります。
社会人を経験する前と後では、働くというイメージに大きな違いがあるはずです。
同じ失敗をしないためには、社会人経験を踏まえ、「どんな仕事に向いてるのか」「どんな職場が合っているのか」を考えることがとても大事。
完全に無料で利用できるおすすめの自己分析ツールは以下の3つです。
試す価値のある無料自己分析ツール
doda :『 dodaの4つの無料適職診断を解説!自己分析に最適! 』
MIIDAS(ミイダス):『 ミイダスの適性チェックでわかること・感想まとめ 』
リクナビNEXT:グッドポイント診断で強みを知ろう!
自己分析をして、自分に合った新しい会社を見つけられる可能性を高めていきましょう!
③第二新卒に狙いを定めたブラック企業に注意
3つ目は「第二新卒に狙いを定めたブラック企業に注意」です。
1社目を辞めて焦っている、または、辞めたくて焦っている第二新卒を狙うブラック企業があります。
せっかくの第二新卒カードをそんな企業に使ってしまうのは勿体ないこと。
このようなリスクを回避するためには、焦って自分だけで転職先を決めるのではなく、転職エージェントを活用することが効果的です。
焦りたい気持ちを抑え、慎重に計画的に転職活動を進めていきましょう!
『 20代に強い転職サイト・エージェントをランキング形式で比較解説!』にて、20代が利用すべき転職エージェント・20代の転職エージェントの活用法を解説していますので参考にしてみてください。
第二新卒はやばくない!企業の不安を潰してあげれば大丈夫
今回は、「第二新卒は使えない!と思われない5個のポイント」についてお伝えしました。
第二新卒で転職しようとしている方は企業の不安を潰す意識を持つことができれば大丈夫です。
1社目で会社選びに失敗したからといって、落ち込む必要はゼロ。
日本の就活制度に問題があるため、社会人を経験する前の段階で自分に合う会社を選ぶことができる人はほとんどいません。
昔は第二新卒という概念は一般的ではありませんでした。
しかし、幸運なことに、今は第二新卒という言葉が浸透しており、社会人経験を積んだ後にもう一度大きなチャンスがあります。
企業の不安を潰しながら、第二新卒の転職活動をしていき、自分に合った会社を探してみましょう!
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