TOEIC900点の難易度とは？900点の実態を他資格と比較解説！

TOEIC900点はどのくらい難しいの？
TOEIC900点の実態は？
TOEIC900点はどのくらい凄いのか知りたい！

TOEICの難易度は気になりますよね。

TOEIC900点以上あるなんて天才！英語がペラペラ話せて凄い！と思っている方も多いのではないでしょうか？

確かにTOEIC900点以上あれば凄く評価されますが、英語をほとんど話せないという方が多いのも事実です。

今回はTOEIC950点の僕が「TOEIC900の難易度」を解説します。

他の試験との比較など、色々な角度から難易度を検証しつつ、TOEIC900点の実態についても紹介します。

本記事を読めば、TOEIC900点の難易度が分かり、安心して勉強に取り組めるようになるはずです。

TOEIC900点以上の取得者の割合は？

TOEIC900点以上は全体の1〜3%程度と言われています。

上記のTOEIC点数分布表からも上位数%であることが分かります。

ちなみにTOEICの平均点は580点。

TOEIC900点を取るためには、平均点よりも300点以上高い点数を獲得し、全体の上位3％に入る必要があることになります。

こう見るとかなり難しそうに見えますが、上記分布図は企業や学校で実施するTOEICIPテストというもので、英語を勉強していない人も受験しています。

職場で受けたことがある人なら分かると思いますが、英語が不要な方でも受験させらりたりするんですよね。

ですので、英語を勉強している人の上位3％ではなく、実際の難易度はもう少し低いことになります。

TOEICと英検の難易度を比較

TOEICと他の英語資格試験との難易度を比較してみます。

TOEIC900点以上はCEFRではC1レベルとなっています。

CEFRとは「ヨーロッパ言語共通参照枠」と呼ばれ、言語学習者の習得レベルを判断するためのガイドラインとしてヨーロッパを中心に利用されています。

CEFRと他の英語資格試験を比較した表は以下のとおりです。

CEFRでC1レベル同等のもの（TOEIC900点以上と同等のもの）は

英検1級
IELTS7.0以上
TOEFL 95以上

となっています。

試験制度が違うためあくまで参考程度の情報ですが、TOEIC900点以上を他の資格試験と比較するとこんな感じです。

個人的な印象としては上記3つのほうがTOEIC900点以上よりもかなり難しいという印象です。

あくまで参考情報という位置づけで頭に入れておいてくださいね。

TOEIC900点を取得するために必要な時間

TOEIC900点を取得するために必要な時間を見ていきましょう！

以下のオックスフォード大学の表に基づくと、「TOEIC350点の人は約1,400時間」「TOEIC450点の人は約1,150時間」がTOEIC900点を獲得するために必要な時間となります。

出典：Oxford University Press『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』P.6

TOEICの平均点である580点の場合には、約900時間がTOEIC900点を獲得するために必要な時間です。

毎日2.5時間勉強すれば、1年間で到達できると考えると納得の時間と言えます。

TOEIC900点と他の資格試験の難易度を比較

資格取得にために必要な時間をベースとして、TOEIC900点との難易度を比較していきます。

代表的な資格取得に必要と言われている目安の時間は以下のとおりです。

司法試験：3000~8000時間
公認会計士：4000時間
税理士：3000時間
司法書士：3000時間
弁理士：3000時間
土地家屋調査士：1000〜1500時間
中小企業診断士：1000時間
社労士：800〜1000時間
行政書士：500〜1000時間
マンション管理士：500時間

引用：資格Times

TOEIC平均点である580点の方が900点を取得するの必要な勉強時間は約900時間。

TOEIC平均点の方がTOEIC900点を獲得するには文系の難関資格と言われている「弁護士」「公認会計士」「税理士」の1/3以下の勉強時間で到達できるレベルであることが分かります。

TOEIC900点以上の評価

TOEIC900点以上の評価を見ていきます。

TOEIC公式が出している点数とコミュニケーションレベルの相関性では、TOEIC860点以上の方は、

自己の経験の範囲内であれば専門外の分野の話題であっても十分な理解ができる
ネイティブスピーカーには及ばないが、語彙・文法・構文を正確に流暢に使える

とされ「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」と定義さされています。

公式サイトがこのように評価しているだけではなく、就職や転職においても同等の評価をしてもらえます。

年収が高い企業ほど、TOEICの点数で足切りしている会社も少なくありません。

TOEIC900点以上は、英語のみに特化してほんの一部の企業を除き、外資系企業を含めた企業で足切りされることはないレベル。

TOEIC900点以上あればどの企業へも挑戦でき、英語レベルがトップクラスに高い企業を除き、かなり評価されるレベルと言えます。

30代以降の高年収の転職では、TOEICの点数が足を引っ張ることが多いのは紛れもない事実です。

そう意味ではTOEIC900点以上あればかなり安心できます。

TOEIC900点の実態を紹介

ここまでTOEIC900点の難易度を見てきました。

難易度だけを見ると、かなり難しいという印象を持つ方も多いのではないでしょうか？

「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」となると、TOEIC900点が遥か遠くに思える人も多いはずです。

しかし、実はTOEICマジックがあり、多くの方が思っているよりもTOIEC900点は実力が伴っていないことが良くあります。

TOEIC900点以上あっても英語をスラスラ話せない
TOEIC900点以上あっても映画は字幕なしでは理解できない
TOEIC900点以上あっても電話会議の内容を1/4も理解できない
TOEIC900点以上あっても英語に自信がまったくない

僕の知り合いにはTOEIC900点以上の方がたくさんいますが、このような方は非常に多いです。

日常的にスピーキングの機会があまり多くない方はこうのような傾向にあります。

TOEICリスニングで満点を取れたとしても、字幕なしで映画を見ても30%も理解できないことは普通です。

このようにTOEIC900点は、皆さんが想像しているよりも英語の実力がない方が多いのが事実。

つまり、思っている以上に難易度は高くない試験なのです。

「英語で問題なくコミュニケーションを取れるようになるなんて無理！」と思い、TOEICで高得点を取ることを諦めている方は考えを改めてみてください！

そして、TOEICは実力は伴っていないけれど、周りから高く評価されることは間違いない試験です。

ですので、費用対効果が抜群に高い試験と言えます。

TOEICで高得点を取る意味・費用対効果の高さについてはTOEIC意味ない説を検証！無駄な人とそうでない人とは？950点の僕の見解で検証・解説していますので、是非、ご覧ください！

結論！TOEIC900点はそこまで難しくないけど効果は抜群！

TOEIC900点は想像よりも難しくなく、周りからの評価など効果は抜群です。

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